ハウスメーカーの営業マンとトラブルを起こさないために! ハウスメーカーの慣習
本日はハウスメーカーの営業マンのお話です。
土・日・祝日になるとハウスメーカーの営業マンは、
ハウスメーカー自慢のモデルハウスで待機し、
あなたがやって来るのをじ~~…っと待っています。
住宅テーマ―パークと…揶揄される豪華設備が整った
モデルハウスの扉を開けたとき…中から、
あなたのことをずっと待っていた営業マンが元気よく出て来ます。
あなたは豪華なモデルハウスに入って、緊張するかも知れません。
ただ、緊張しているのはあなただけではありません。
本当はハウスメーカーの営業マンも緊張しているのです。
何とかあなたから契約を取るために…そう、躍起だからです。
実は、ここからが大事なのですが…ハウスメーカーの業界では
モデルハウスで最初に出会い、説明をしてくれた営業マンが、
あなたの家づくりの担当の営業マンになるんです。
そして、あなたが強く要望しない限り、最初に出会った営業マンと
今後ずっと家づくりをしていくことになるのです。
本当に、親身になって話を聞いてくれる営業マンに
出会えたのであれば、とてもラッキーなことです。
しかし、営業成績のことしか考えない営業マンに
出会ってしまったら悲劇で、人生終わりです。
そして残念ながら、後者の(営業成績しか考えない)営業マンに
当たる確率のほうが圧倒的に高いです。
その理由は…親身になって話を聞く営業マンなら、土日は、
施主さんの要望を親身に聞くために出向いているのですから
そもそもモデルハウスで待機している暇なんて無いんです。
営業成績しか考えない営業マンは
自分のハウスメーカーがいかに素晴らしいのかを
力説することから始めます。
あなたが興味のある話かどうかは関係なく、
基礎の話(べた基礎、布基礎)、構造の話、
断熱の話(グラスウール、ロックウールなど)を
専門知識を挟みながら、たたみかけてきます。
会って間もなく、あなたがどの位の金額を
建築予算に考えているのかを聞き出し、その後も住宅会社に戻って
必要な都合の良い情報ばかりを聞いてきます。
もしかすると、あなたにとって本当に必要なことは、
あなたが抱いている希望や要望、そして不安や悩みなどを
聞いてもらうことかも知れません。
しかし、営業マンにとってそんなことは二の次・三の次です。
…いえ、間違いました。営業マンにあなたの希望なんて興味がないんです。
ですから、あなたが帰宅すると「その後どうですか?」
…と今度は住宅訪問と電話攻撃が始まります。
そこで、あなたはモデルハウスで出会った住宅セールスマンが、
しっかりとこれから一緒に家づくりができる
営業マンなのかかどうかを判断する必要があるのです。
そのための知識は次回に紹介します。