エココルディスのデメリットは?コスト(坪単価)?
住宅購入でデメリットのないものはない、
必ずデメリットが存在する…と私は考えています。
ただしデメリットを知ったうえで、許容(克服)できるデメリットなのか
それとも許容できないのか?という線引きができることは
とても重要です。(一番、この力が問われるのは土地…でしょうか?)
今回はエココルディスのデメリットについて考えていきますが…
まず基本的に「(売電による)お金もうけ」のために
エココルディスを導入しようとすると、多分失敗します。
(パナホームの営業マンにいいようにやられます。)
エココルディスを含む大容量の太陽光発電住宅は
あくまで個人のエコ意識(の向上)があって、その過程で
経済的な負担が軽減できる…程度で考えないと
こんなはずじゃなかった…となるのが目に見えています。
上記を踏まえたうえでさらにデメリットを考えると
エココルディスに限らず、大容量の太陽光発電住宅は
発電量の10kw以上を稼ぐために、屋根の形状が片流れ
になっている場合が多いです。
(セキスイハイムのスマートパワーステーション
のようにフラット屋根の住宅もありますが、少数です。)
片流れ屋根は、他の屋根の形状より表面積が多くなり
片流れ…という形状のためデットスペースができやすい
ため、その分だけコストは割高になってしまいます。
もちろんデザイン重視で、エココルディスを選ぶ
…なら問題はありませんが、デザインでエココルディスを
選ぶ人は少数だと思います。
太陽光パネルが屋根を兼ねるので 断熱性が少々落ちてしまいますし
そもそもパナホーム事態が メインに使っている断熱材の
ロックウールはそれほど断熱性が高くないので、
現代の流行である高気密・高断熱住宅と比較すると
どうしても断熱性では少々劣るのかな…というイメージがあります。
補足ですが、パネルが屋根を兼ねる…というシステムは積水ハウスが
(デザインの観点から)いち早く取り入れているが、
コストは上がって、断熱性能は少々下がる
…という感覚を持っている施主が多いようです。
*ロックウール(2番目に安い断熱材)はグラスウール(1番安い断熱材)
と同程度の断熱性質
最後に太陽光パネルについて補足しておくと、
エココルディスの太陽光パネルはHITと呼ばれる
発電効率が高いパネルを使用しているのだが、
元値もトップクラスで高い。
しかしエココルディスは積水ハウスの瓦と太陽光パネルの一体化モデル
と同様で、施主支給ができないため、ほぼ定価(の高値)で
で買わなくてはならない(のがデメリット…ではないかと)。
ただしHITは影にも強いので、個人的にはTOSHIBAやSHARPの発電効率が
トップクラスの単結晶モデルよりは、トータルで見ると
費用を回収しやすいのかな…と思っています。
逆に言うと…TOSHIBAやSHARPの単結晶はどうしても影に弱いので
発電効率が高くても、影がいっぱい(多く)できてる環境だと
採算が取れない可能性が高くなる。