建売住宅の欠点と危険性、そして対策は?秘密の武器は???
建売住宅のメリットは何といっても
安くてイメージしやすいことに限ります。
ハウスメーカーの建売住宅であれば
云百万円も安くなり、性能が良いことも多いです。
これは建売物件がハウスメーカーのフロントエンド商品
つまり・・・オープンハウス、完成見学会という
広告性を兼ねているからです。
ただし、建売住宅の欠点も当然あります。よく言われているのが、
手抜き工事をされている可能性があるため、
目に見えない欠陥があるかもしれないことです。
…というのも、なぜ手抜き工事をされている
可能性があるのかを書くと、建売住宅というのは
基本的に施工するのは地域の零細下請け企業です。
下請け企業への人件費は、どんどん削減して
工期をどんどん縮めさせる…という矛盾した契約の
オンパレードが現場ではまかり通っています。
薄利なのに文句を言われながら家を作れ…となっては、
モチベーションが上がる人なんて中々いません。
工期に追われるうちに、少しずつ手を抜くことで時間を短縮していく
そして見事、欠陥住宅が出来上がっていくわけです。
注文住宅でもこのような手抜き工事は起こえますが、
施主が現場に頻繁に通い、気になるところは
口うるさく大工さんに聞いていけば、結構防げたりするんです。
しかしそのチャンスが建売住宅にはないんです。
注文住宅であればあるはずのチェックの機会がないんです。
では、対策はないのか?・・・というとそうではありません。
予防策はあります。それは
- 施工に必要な書類を見る
- 建築中のの写真を見る
- 床下に入り、目に見えない部分を見る
- 物理的に見えない断熱材などは赤外線サーモグラフィを利用
(赤外線サーモグラフィー:今は10万円前後でも購入できます。)
地盤調査の報告書、地質調査報告書、建築確認申請書、
設計図(東西南北立面図、基礎伏図、電気設備図などなど)
基礎工事の段階で手抜きをしていないかどうかの
最低限を確認することができます。
また基礎工事から完成に至るまでの写真をすべて
これが無いという建売住宅はそもそも
現場監督がいない状態で施工が進んでいる
可能性があります。あってはならないことです。
写真の重要性が分からない業者の建売住宅なんて買ってはいけません。