バリアフリー 改修工事の注意点(勾配、傾斜・・・)
日本は65歳以上の高齢者が25%の超高齢社会です。
そのため住宅もバリアフリーやユニバーサルデザインが
だんだんとなされるようになりました。
バリアフリーの例としては廊下や階段に手すりを設置することや
床の段差をなくすことなど様々あります。
高齢化社会 | 65歳以上 7%以上 |
高齢社会 | 65歳以上14%以上 |
超高齢社会 | 65歳以上21%以上 |
しかし手すりを付け、床の段差を無くせば、
バリアフリーが実現できるのかと言われたら
実は、そうではなかった・・・なんて例があります。
超高齢社会の訪れとともに、自宅のバリアフリー化のため
改修する人が増えています。
最大18万円が補助される介護保険も、
改修の後押しになっています。
これとともに改修の失敗も増加しています。
トイレに手すりを設置したが、手すりが低すぎる
部屋の入り口の段差を車いすで越えられるよう、角度のある板を取り付けてもらったが、
傾斜が急で転んだり、進まなかったりする・・・などです。
いずれの場合も、改修工事が終了した後に、実際に利用して、
不具合が見つかった・・・ということが多いようです。
せっかく高い費用をかけて改修したのに、使用しないのであれば
不満につながります。施工する業者は、バリアフリーに関するノウハウが
少なくニーズに追いつくのが精一杯・・・という話も聞きます。
上記のような失敗しないためには、
施工する業者の提案を鵜呑みにすることなく
手すりを付けるたり、段差を無くす前に、
きちんとシミュレーションすることが大切です。