パナソニック(サンヨー)のHITはアモルファスシリコンの研究から…
パナソニック(Panasonic)の太陽光発電といえば
高性能なヘテロ接合太陽技術であるHITですが、
(本当はHIT以外にも多結晶とかあるんですけどね…)
(屋根の面積が広ければ多結晶のほうが有利だったりしますが…)
このHITの原点は子会社であった三洋電機(SANYO)にさかのぼります。
三洋電機(SANYO)は2011年にパナソニック(Panasonic)の子会社となり、
2012年からサンヨーのHITはパナソニックのHITとして
販売・流通されるようになりました。くしくもこの2012年は
パナソニックが太陽光発電の売り上げで不動の1位だったシャープを
超えた年でもあります。
三洋電機は、今から約40年ほど前の1975年に
現在HITに使われているアモルファスシリコン太陽電池
の開発に乗り出しました。
アモルファスシリコン太陽電池(amorphous silicon)は
薄膜太陽電池パネル(thin Film solar panels)ともいいます。
1975年の研究開発以来、研究者による
とどまることのない情熱的な努力によって
多くの革新的な製品を開発し商品化してきました。
三洋電機(現:パナソニック)のモジュールも
その1例で何十年も続くように…と設計されています。
そんなパナソニックのHITは、長年の経験と継続的な改善を通じて、
最高の品質と高い信頼性の維持しています。
HITセルは両面受光構造を持っているので、
正面側からだけでなく、後方からも電気を生成することができます。
単結晶モジュールと違い高温でも高い性質を維持する特色があり、
年間エネルギー収率は、2012年時点で標準的なHITモジュールと
比べて26%にまで増加する可能性がある…との結果が出ていました。