ジョブチューン【5月2日】衝撃の家ぶっちゃけランキング第11位耐震チェックを受けた方が良い一軒家の特徴は…
衝撃の家ぶっちゃけランキング第11位
耐震チェックを受けた方が良い一軒家の特徴を
ぶっちゃけるプロフェッショナルは…
地震対策のプロフェッショナルで
全国500店舗の工務店に指導する実績
1000軒以上の家作りに携わってきた
耐震技術認定者:高瀬祐司さんです。
耐震チェックを受けた方が良い一軒家の特徴は…
リビングに大きな窓がある家…です。
イメージ的には壁一面が窓のような家
こういう構造の家で特に注意が必要なのは
2000年6月以前に建てられた家で、
大地震が来たときに損傷する可能性があるそうです。
そのため耐震チェックをオススメしている。
では、なぜ大地震が来たときに損傷する可能性があるのか
…というと、これは建築基準法の規定に関係します。
建築基準法は2000年6月に改正されていますが、
安全な建物を建てるための最低基準を定めた法律なんです。
この建築基準法の改正前、つまり2000年6月以前に
建てられた「大きな窓ガラスがある家」は大地震が来た時に
耐えられる構造になっていない(耐えられる基準にない)
ものがあるんです(これは法律違反ではありません)。
具体的には…住宅の場合、
建物の強度を増すために筋交いを入れています。
筋交いとは…柱と柱の間にいれて耐震強度を上げる部材です。
これがあることで建物が揺れていても支えてくれるんです。
それが2000年6月以前の建築基準法だと、
筋交いはどこに設置してもよく、量しか規定がなかった。
これが何の問題になるのか…というと、
建築基準法改定のトリガーになった
1995年に阪神・淡路大震災が念頭にあるわけです・
筋交いの量だけの規定しかなかったため、
阪神・淡路大震災ではペッチャンコになった家がいっぱいあったんです。
そこで、筋交いは量だけではなく、バランスよく配置しなくてはいけない、
という現在の基準(2000年6月以降の基準)になったんです。
ですから、2000年6月以前に建てられた住宅は
筋交いが片寄っている可能性がある
つまり、阪神・淡路大震災や東日本大震災級の地震が来た際に
家がつぶれてしまう可能性があるので耐震チェックをした方がいい
…ということになるわけです。
ちなみに1981年より前の住宅の場合は、
さらに古い建築基準法なので…筋交いそのものがない可能性があるんです
現在は新築住宅が高いため、中古住宅がブームになっていますが
中古住宅を購入する際に見た目だけではなく、何年に建てられた家なのか?
大きな地震に耐えうる耐震設計(筋交いの設置)がなされているのか?
注意が必要ですね。この注意の方法や、筋交いが無い場合の方法は
次回の記事に続けたいと思います。
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