地盤改良の費用(天然砕石パイル HySPEED工法の場合)
地盤改良工事の費用は結構かかります。
費用によっては予算が大幅にオーバーし
計画が狂ってしまい、大慌てになる
…なんてアクシデントが、よくあるんです。
で、そのときアクシデントで焦っている多くの施主の方は
(地盤改良は必ず必要と思っているので…)
地盤改良工事の価格交渉(何とか安くならないか?)
や付属設備を安くする…などの対策を
(焦って)思いつくわけですが…
地盤改良工事の価格交渉の前に、地盤調査をもう一度やり直す
(もちろん違う方法で…ですよ。)
というのも手だと私は思います。
尚、地盤改良工事は相見積を取るために、部外の業者に頼もう
…となっても、地盤調査を再びやらせてくれ!…などが
あって敷居が高く、思ったほど安くらなかったりします。
ただ、調査をする前に(地盤改良工事が)どの程度かかるのか
知りたい施主の方もいらっしゃると思うので
目安としてこちらに紹介します。
今回紹介する天然砕石パイル HySPEED工法
は東日本大震災で問題になった液状化
にも強い工法です。実は、液状化して家に住めなくなった悲惨な状況が
TV等で放送されていましたが、多くの施主は
きちんと地盤改良工事をしているのに液状化している
のです。高額を払って意味がなかった…となっているため
どうせ地盤改良工事をやるのならそこまでサポートするものを
選んだほうがいいと思います。
名 称 | 規 格 | 数 量 | 金額 |
粉砕杭打設 | 4.25m | 8本 | 240,000 |
粉砕杭打設 | 3.75m | 12本 | 347,200 |
残土処理 | 13.1㎥ | 85,150 | |
安全対策費 | 40,000 | ||
事後試験費 | 40,000 | ||
機械運搬費 | 平板載荷試験 | 100,000 | |
諸経費・報告書・作成費 | 40,000 | ||
小 計 | 892,350 | ||
協力店値引き | -12,350 | ||
合 計 | 880,000 | ||
合計(消費税含む) | 950,400 |
粉砕杭打設費と残土処理費の約70弱万円かかり
安全対策費、事後試験費、運搬費、諸経費(表の赤字)
で、22万円もかかっています。
地盤改良費自体は50万円からできる
というコピーを見かけたことがありますが、
…とても50万円程度では地盤改良などできないです。
ハウスメーカーや地元の工務店が直接
地盤改良工事を行うことはまずありません。
多くは外部の地盤工事業者にお願いします。
そしてそのときの見積もりに、
利益を上乗せしているのが普通です。
中には30%~40%という大幅な!
管理費が上乗せされていることもあります。
(大手のハウスメーカーは注意が必要!)
実際請求される額は、最低下記の表程度だと思います。
地盤改良費 | 50万円~ |
利益(経費) | 10万円~ |
諸経費 | 20万円~ |
合計 | 80万円~ |
となり、実に80万円以上もかかることが多いのです。
地盤改良ビジネスという言葉を聞いたことがありますが、
施主が思っている以上に費用がかさむことを
念頭に入れる必要がありますね。
冒頭にも書きましたが、不必要な地盤改良が
日本では横暴してますから、
- 第三者機関
- 地盤調査方法の変更
などを検討することも大切です。第3者機関なら:地盤セカンドオピニオン
地盤調査の方法の変更なら:表面波探査法(レイリー波探査法)
というものを検討して見てください。表面波探査法はビイックのホームページを
見ると、スムーズに再調査(探査)することができますよ。