地盤改良の判定は適当!数社に見積もってもらって全て判定が違う理由は
住宅を建てる際に事前の地盤調査は必須ですが、
改良の必要がある場合は100万以上もするのが普通で高額です。
住宅の場合は相見積をすると思いますが、そのさい地盤調査まで
勢い余ってやってしまうハウスメーカーもあったりします。
私の知人の例では、3社も地盤調査(!)をやってもらったけど、
どれも金額が違って本当に必要なのか?本当にその価格なのか?
と不安になったりするします。その例は…
1社目の調査会社の判定では100万円弱
2社目の調査会社の判定では150万ちょい
3社目の調査会社の判定では改良の必要なし
だったのですが、見事にバラバラです。これについてわかることは
日本の地盤調査の判定は適当だ!
…ということです。もちろん、それぞれの
ハウスメーカーの工法が違うため地盤改良の方法が変わってくる
…という最もらしい理由(言い訳)を、ハウスメーカーの営業マンは
すると思いますが、そうであるのなら質問してみてください。
では、あなたのハウスメーカーで工法が変われば
地盤改良の値段も変わるんですか?
変わるのならもう一度やってください…と
ハウスメーカーの営業マンは困惑すると思います。
だって、工法によって地盤改良が必要になることよりも
会社の利益のために地盤改良が必要と言ってるケースが多い
のですから…。それにそもそも担当の営業マンが
どの程度の強度で地盤改良が必要なのか分かっていない
ことがほとんどですから…。
そんな理由で地盤調査による改良費用がバラバラということは、
普通にありことですし、それくらい日本の地盤調査でメーカーが利用している
スウェーデン式サウンディング試験は判定が適当
なんです。ちょっとしたことでデーターが不正確になります。
ハウスメーカーにしてみれば、地盤に対する不安は
施主の土地の問題で費用も施主が負担するので利益になりますし
保証を考えると、安全面が重視されるため過剰になっていることが多いんです。
地盤改良が必要という判定も、地盤改良に必要な費用も…です。
スウェーデン式サウンディング試験というのは簡略扱いなので、
実は住宅の判定でしか使いません。建物のスケールが大きい場合は
ボーリング調査と呼ばれる判定方法を用います。
スウェーデン式サウンディング試験はロッドと呼ばれる鉄の棒を回転させながら
地盤に貫通させていき回転した値(数)で地盤を判断しますが、
ボーリング調査は地盤のサンプルを採取して評価します。
地盤に限らずサンプルを採取して「見て」判定したほうが正確なのは解釈できます。
ただしボーリング調査はスウェーデン式サウンディング試験よりも
費用が10万以上高く本格的なものです。費用面で抵抗があります。
近年はレイリー波探査法(表面波探査法)と呼ばれる調査方法もあり
スウェーデン式サウンディング試験よりも費用が2~3万円程度高くなりますが、
地盤改良が数段階に分けて調査でき正確です。
地盤改良の判定がオーバーだ!適当じゃないのか?
と思ったら、そこであきらめず表面波探査法で依頼
されるのも1つの手です。近くに業者がいそうにない場合は
ネットで…ビイックのホームページ…を探せば申し込めます。