住宅ローンの心構え、借りれるだけ借りては…いけない。
家を建てるうえで、一番慎重で大事になるのが、住宅ローンです。
住宅ローンは多くの方にとっていくら組めるのかが1番の関心ごとなので、
巷ではいろいろな情報が流れています。
頭金は2割必要…だとか、3割ないと後々危険になる…など…ですが、
いくら自己資金が多くても、月々の支払いができなくなってしまえば本末転倒です。
大事なことは、頭金が何割…のような話ではなく、月々の支払額が余裕を持ってできる金額にすることです。
ローンの支払いをしても、若干でもいいですから…
預金ができるぐらいの余裕があれば突発的な事象にも対応できます。
住宅ローンの完済までは35年の方が多いですから道のりは長いんです。
月々無理なく支払える金額が決まれば、そこから借入額が決まります。
借入額が決まりましたら、今度はその金額を借りれるのかどうかの審査になります。
いくら支払いができる…といっても、貸してくれなくては話が進みません。
貸してもらえる金額は、その人の収入や勤務先、勤務年数などを総合して決められます。
次に決めるのは、どの金利タイプで、住宅ローンを組むのが一番いいのかということです。
変動金利にするのか?固定金利にするのか?期間固定(当初10年は固定金利であとは変動金利…など)
にするのか、それとも固定金利と変動金利を合わせるミックスローンにするのか?
どのタイプで組めばいいのかはいろいろな考え方があります。
損もしない得もしないミックスローンは日本人におすすめですが
…若干、手続きがめんどくさいのと、印紙代が余計にかかる関係で
あんまり使っている人は多くないですね。
現在までは変動金利で住宅ローンを組んでいた人が有利でした。
ただし、でもこの先は分かりませんが、金利の急な上昇はないと思われるので、
金利で悩んで家が建たない…では本末転倒ですから、変動金利にするのも1つだと思います。
ただし、安易に変動金利にすると急な金利の上昇時には、
家を手放す必要が出てくるかもしれませんから、対策を考える必要はあると思います。
その対策は難しいことではなく、先ほども書いた通りですが、余裕を持った借入をして、
突発的な金利上昇の時は預金をうまく使って乗り切ること(繰り上げ返済ですね)
…が一番立てやすい対策だと思います。
当然ですが、この対策の前にはローン返済を含めたシミュレーションは不可欠ですね。