土地の価格の決め方って?不動産屋のセンス・勘?

to96chinai

今回は土地価格設定に関する裏事情です。

もしも気に入った土地が何倍もの競争率で引く手あまただったら
・・・土地購入の際には、こんな不安が最後まで付きまといます。
しかし不動産屋の観点からみると、倍率の高い土地というのは
土地価格設定が失敗した・・・ということになります。
倍率が高いということは、価格を少しくらい高くしても
(云万円程度でも)売れているはずなんです。
土地の価格は不動産屋が土地の売主から購入するときにかかった
費用のほかに造成地費用、管理費用、諸費用(税金等)や広告費
と利益を考慮したうえで、周辺の状況を考慮して
「この価格なら売れるだろう」という営業マンの「センス」に
よって設定されます。
みなさんびっくりされるかもしれませんが、土地の価格設定は
「勘」で決められているんですよ。
定価などというものがそもそも存在しませんし、
いまだに丼勘定が主流の住宅業界では、
スタンダードです。値段の根拠なんて一つもありません。
そう考えると、不動産屋の利益が最大限に出て
欲しい人が1人だけで短期間に売れる価格設定が
不動産屋にとっていいはずですから、販売する土地に
ダメなところがあったも買主に気づかれない限り
教えてくれませんし、対処もしてくれません。
言うなれば、売ったもん勝ちです。
そのため「倍率が高い土地ですが、少し費用を見るだけで
手に入る土地を紹介します」
なんて言葉が来たら注意です。架空の高倍率が計上された
割高な土地を紹介されてしまうかもしれません。

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