中古物件の諸費用(新築物件と比較して・・・)
住宅を購入する際に意外と高額となるのが諸費用ですが、
新築物件と中古物件では、実は諸費用が違うんです。
新築物件はいろいろな税制やサービスがあるので
諸費用も抑えられそうですが、実際の減額は微々たるもので、
中古物件のほうが諸費用は安いです。
中古物件は物件価額の6%~10%程度が諸費用の
目安と考えられています。
新築物件は諸費用が物件価格の10%~15%で、
さらに中古物件ではさほどかからない
付随工事費が15%~20%も上乗せされるので
物件価格以外に30%以上の費用を準備しなくてはなりません。
ただし、中古物件は費用が安いということがメリットではありますが
保証会社による物件の担保評価によっては住宅ローンが減額される場合もあるので
金融機関(銀行・ノンバンク)に慎重な確認が必要です。
諸費用・付随工事費の具体的な項目は次の通りです。
諸費用
赤が中古物件で不要なもの
青が中古物件のほうが、新築物件より安いもの
- 建築確認申請
- 土地の登記、建物の登記
- 不動産取得税(土地・建物)
- 地盤調査費
- 住宅ローン事務手数料
- 住宅ローン保証料
- 火災保険料
- 祭事費(地鎮祭、上棟式)
- 引っ越し費用
- 印紙代
- 仮住まい費
- 固定資産税
付随工事費(別途工事費)
実際に人が住める状態にするためにかかる費用で、
新築物件の場合は必要となるが、中古物件では
基本的に要らないもの(場合によっては必要なものもあります)。
- 地盤補強工事(地盤改良工事)
- 上下水道管の引き込み工事
- 排水工事
- 電気設備工事
- ガス工事
- 外構工事
- 空気設備工事
- カーテン工事
- 解体工事